Q & Aを掲載しています。

  1. ホーム
  2. Q & A
  3. 超音波スライサーについて
Q & A
超音波スライサーについて
A : カットする商品に応じて大きく変わってきます。これまでの実績では1ヶ月程度~10年程度と様々です。 カットする商品によって左右されることは確かですが、刃物の清掃、日ごろのメンテナンスによっても左右されます。 清掃・研磨等の点検はこまめに行うことが大切です。メンテナンスするときは以下のことを行ってください。
  • 生産終了後、刃物を清掃する
  • 複数の刃物を並べて使用している場合は、刃と刃の隙間をしっかりと清掃する
    (隙間に商品や異物が挟まっていると切れ味が著しく悪くなる)
  • 刃物のホーン・振動子部分の清掃を行う
    (ホーンについては「超音波カッターとは」を参照)
  • 2,3日に一回、付属の砥石で油脂を除去する程度に刃先を軽く研磨する
    (縦下方向に刃の角度に合わせて研磨する)
  • 商品がきれいにカットできていない場合は、刃物を交換する
    (きれいにカットできていない状態で使用し続けると刃物に大きく負担がかかる)

メンテナンス時は必ず機械の電源を落としてから行ってください。
刃物の寿命は毎日のメンテナンスから変わります。


A : 商品のカット面が悪いときは、機械のどこに原因があるかをよく確認する必要があります。 刃物・超音波アンプ・ケーブルのいずれかに原因がありますので、それらについて確認を行います。確認方法を以下に示します。 確認する前には必ず電源を落としてください。
  • 不良と思われる刃物と良い刃物のケーブルをつなぎかえる
    不良刃物の切れ味がもどった ♣ 2.へ
    不良刃物の切れ味がもどらない ♣ 刃物が不良
  • 不良と思われる刃物と超音波アンプをつないでいるケーブルを取り替える
    不良刃物の切れ味がもどった ♣ ケーブルが不良
    不良刃物の切れ味がもどらない ♣ 3.へ
  • 不良と思われる刃物につながっている超音波アンプを取り替える
    不良刃物の切れ味がもどった ♣ 超音波アンプが不良
    不良刃物の切れ味がもどらない ♣ ケーブル・超音波アンプを交換

A : 日々のメンテナンスでは、刃物を機械に取り付けたままの状態でかまいませんので刃先の上から下縦方向に 油脂を取り除く程度に研磨します。研磨を行ってもカット面が悪いときは、メーカーへ返却して研磨調整を 受けてください。専門的な知識がない状況で刃物を修復しようとすると使用不可能になることが多くありますので、注意してください。

研磨図

超音波刃物の研磨方向


A : 以下のことを確認してください
  • カットは出来るが「ジリジリ」と異音がする
    ♣ 刃物が複数並んでいて、刃と刃の隙間に商品の一部や異物が付着している場合、そこから音がすることがあります。 刃と刃の間をよく清掃してください。

    刃の掃除について

    刃物の隙間を掃除

  • カットは出来るが「キーン」と音がする
    ♣ 刃物を取り付けているボルトのバランスを調整してください。4ヶ所あるボルトのいずれか1つを緩めます。 音がおさまらない場合は他のボルトを緩めて調整してください。緩めすぎに注意してください。負荷がかかったときに 刃物が外れて落ちる恐れがあります。

    また、コンベアベルトに対し、刃物が垂直方向に上下動する機械では、刃物がベルトに 強く接触し、異音がしていることが考えられますので、ベルトに強く接触しないように刃物の縦位置を調整してください。 それでも音がなるときは、メーカーに刃物を返却し、研磨調整を受けてください。

    刃物の取り付け調整

    刃物の取り付け調整

  • 「キーン」と非常に大きい音がなり、きれいにカットできない
    ♣ 刃物が異常発振しているか、ひびが入っている可能性があります。メーカーに刃物を返却し、研磨調整を受けてください。 場合によっては、調整不可となることがあります。

A : Q1のメンテナンスを行っているのにカット面が悪いという場合は、 刃物のお湯・アルコール洗浄回数が不足しているということが考えられます。超音波スライサーを動作させると 刃物が高速で振動し、熱を持ちます。カット商品の条件によって異なりますが、刃物の熱により刃物の表面・刃先等に 商品の一部や油脂等が付着し、切れ味が悪くなることがあります。刃物の切れ味を保つために必ず刃物の洗浄を行ってください。 洗浄を行ってもきれいにカットできない場合は、超音波発生装置のいずれかに不具合が生じていることが考えられます。そのときは Q2を参照してください。